ショウ・ルオ アメリカ公演見に行った ラスベガス編 スタート!
開演まじか
さて、どうぜ8時きっかりに始まるわけないと思って、30分前に会場のコロッセウムへ。チケットを窓口でゲット。
席の埋まり具合が遅いですねぇ。15分前でこの状態。最前列中央ブロックは特にガラガラ、、、。多分、関係者、コネ、カジノのVIPメンバー達に開演ギリギリに廻るんでしょうか、、、。
私の席は9列目なれどステージのかなり左側、モヒガンサンでの12列目ど真ん中のほうが良い席だったかも。それにステージが横に広すぎです。だから余計にステージ中央から遠い。左お隣の席の二人組女子さん、香港から来たそうです。電光応援ボード、どうやって作ったか聞いてみました。香港の業者に特注したそう。モヒガンサンにも行ってて2公演とも見たそうです。
「モヒガンサン、観客盛り上がらなかったね-!ガッカリしちゃった。そもそもファンいなくて、明らかにカジノ客だよね!なんでチャイニーズは立たないのー?」 と私。
「ファン少なかったね。前で立ってたの、私達くらいだったよ。たぶん、カジノのVIPメンバーにフリーチケット配られたんだよ。」と香港女子。
「日本人?深夜公演だけ見たの?午後公演はまだ良かったよ!」だって。
「歌詞、勉強したの?私の友達も日本人ファンでショウの歌で北京語勉強してる。真面目ね。」ちょっと盛り上がる。(しかし、香港人なら広東語では?そういえば、北米の香港系移民は北京語話せる人多いですね。)
彼女たちと私の間の隣はひとつ空いてます。一人で見に来る変人は私以外にそういないと思うので、多分空席でしょう。そこを狙って若い10代っぽい女の子二人がウロウロしてます。「ここ空いてたら私が座っていい?私の席はずっと後ろなので。」 この地味~な女子二人はチャイナから見に来たそうな、、、、。中国製の電光ボード持って。ひやぁー、世界は変わった!そこまで中国人のビザ緩和されてんですねー、この子たちの親は都市戸籍の金持ちか共産党幹部とかでしょうか?
そうなんです。前列の空席を虎視眈々とねらう子、けっこう多いんです。警備があまいんですね。ニューヨークだとミュージカルやバレエなんかで2幕目からはキャンセル席や空席占拠はOKなんですけど、開始前からこんなことしていいんですかねぇ?だいたい、アイドルコンサートで前列が空席ってあり得ないとおもうんですが、この公演は歯抜けのようにあちこちに空席があります。右隣の50代くらいの夫婦は絶対タダ券組です(途中で帰ったから。)ショウ・ルオ観に288ドル払ったようには絶対絶対見えません。
なんつうか、、、、やりたい放題です。さすがにファンクラブの女の子たち、同じショウ・ルオグッズのTシャツ来て集団で動くから目立つ。空いてる最前列に居座ってて警備員にモトの席に戻されてましたから。
Lion Loarでスタート
今回も15分くらい遅れて開演。まずはLion Loarでスタート。ショウの頭が床下からスス-っと現れて登場します。どうやら3日前のモヒガンサン公演とおんなじ演出みたいです。衣装も一緒。となると2回めの私、少々余裕です。(この映像、早々とユーチューブに出回ってますね。)
うーん、みんな立ちませんねぇ。(もう驚かないけどね。)普通、こういうアイドルコンサートってスタートから総立ちして、トークとかバラード曲のときには座る、ダンス曲でまた総立ち、、、、じゃないんですかー???!!!
なんとか裸眼でショウの顔、表情もよく見えます!ステージの後ろいっぱいに高画質のライブ映像が映ります。それだともっとショウのどアップ顔がハッキリ見えて眼福、眼福、、、、本人じゃなくその映像をみるべきか、本物のショウにフォーカスすべきか迷うくらい。
真ん中のVIP席はオジサン、オバサン、家族連れだらけ。ショウは中国人なら誰でも知ってる国民唱歌らしき歌を歌ってサービスしてました。
ワタシ、完全にカヤの外。
台湾のテレビでのバラエティ番組のお笑いキャラのショウのこと、よく知らないんで、こんな場面には驚く。女装がそれはそれは美しい、、、、。(これは次の曲のためメンバー全員退席している間に流れたVTR映像です。)
twinkle歌う。、、、誰も立たない。さすがにショウさん、演奏ストップさせた。「エクスキューズミー、僕のコンサート、初めてのヒト、ボクのコンサートはね、この曲では立って踊るんですよー。じゃ、やり直そう!」ってなことを英語で言ってました。twinkleやり直すと、今度はファンたちがダダ-っとステージでなだれこんできて盛り上がりましたよ-。踊り狂ってるハイカラなオジイサンも!
この辺りで警備員が本気だしてきました。電光応援ボードは引っ込めさせられ、ステージ前列にたむろってるファンは本来の席へ戻され、携帯での撮影はお目こぼしですが、大きなカメラで堂々と撮ってた子のは没収されてました。
ピアノでお戯れ
携帯のカメラで撮ると、実際よりも遠くに映るんですね、、、。
鬧翻天でまた盛り上がり、、、私もドサクサ紛れにステージ前でダッシュー!(このとき携帯持って行かなかったことを私はこれから一生後悔するでしょう、、、、)
全城熱愛のエンディング。床が下がってショウがバイバイしながら消えていきました。
アンコール、またしても無し
アンコールですが、、、、なかったです。かなりの人が残ってアンコール~~~!コールしたり、羅志翔~~!コールしたんだけど、続かないんですよねぇ。どんどん観客帰ってくし。
でも、3日前の件で免疫ついたせいか、動じませんでしたけど。最初からあきらめてました。たしかにこういうコンサートでアンコールなしは残念ではあったけど、ぞんぶんに楽しめた夜でありました。ショウさん、ツアーDVDのときみたいに孔雀のようなハデハデ衣装じゃなく、さらさら黒髪で黒いカジュアルシックな衣装で大人っぽかった。じっさい、35歳、巨大スクリーンに映るショウさんはもう幼げな少年ぽさは消えてて、意外にもキリッとした青年でありました。かっこ良くてかっこ良くてもう、、、、。
というわけでルンルンな夜でありました。でも後悔したことが2つ。モヒガンサンの2回目の午後公演、見とけば良かった!今後、あんなに近くでショウの生声を聞ける機会はアメリカに住んでる以上、有り得ないです。そして、もっともっと北京語勉強して歌詞を暗記しとくべきだった!
翌日の日曜のフライトのチケットは激高なので、もう一日ラスベガスですごして月曜朝に帰りました。といってもラスベガス一人旅なんてよほどの変人かギャンブラーしかしませんよね。ホテルのジャグジー入ったり昼寝したりしてノンビリ過ごしただけ。帰りのフライトでのセキュリティチェックのときにジャケットからパラパラとピンクの紙吹雪が出てきちゃった。ショーのエンディングでステージの天井から降ってきたやつだ、、。「誰のコンサート見てきたの?」って係員。「あなたは知らないとおもう。台湾の歌手だから。」
チャイニーズって、、、、
後悔はさておき、翌日からNYに戻った今に至るまで心に引っかかるのは、やっぱり初めて目の当たりにしたチャイニーズの世界。
一体、、、なんなんでしょう?あれでも観客の大半は台湾系なんでしょうか?カジノVIPメンバーのタダ券組は大陸の中国人だと思うんですが。長年の共産主義の育った人たちは、娯楽がなくてコンサートでノリノリ楽しむという行為を知らない?それとも公安の監視があって禁じられてたとか?最前列で途中で退席って、、、、タダ券とはいえ酷くないですかー?演奏中にステージを背にセルフ撮影する女の子(この子たちも最後までいなかった!)、一体アンタなにもん?なんでショウが歌ってる最中にLINEするんですか?日本人で、例えば、うーん、、もし義理で氷川きよし公演のタダ券もらったとしても、行ったら最後まで楽しんで見るのが礼儀としますよね。嫌いなら最初から辞退するよね。
アンコールだって、みんなまとまりがないんでコールが揃わないんです。これって中国的なものでしょうか?香港の民主化運動もまとまりつかないから、ぜんぜん効果的に盛り上がっていかないっていうし、、、、個人主義というか利己的な民族性があるんじゃないかなぁ?日本のコンサートって既に様式化してて、終わったら「アンコール!アンコール!」って叫ぶもんだし、撮影禁止ならルール守る人が圧倒的だと思うんですけどねぇ。ジャニーズだと、帽子は取る、厚底ヒール禁止とかのファンの間の自己規制が厳しいという。もともと警備が厳しいっていうことで教育されてるってこともありますが。客席のほとんどが座ってスマフォを掲げてるって気味悪かった。
日本と比べるワタシがいけないんですね。
こうなったらショウさん、日本公演お願いします。私、北京語曲全部はハモれないけど、早くに決まってくれたら頑張って帰国便チケット買って勉強します!100%全力で楽しみますから!
後記:青木由香さんの『台湾ニイハオノート』を読みました。台北のライブハウスの様子をレポされてるページがあり、客はいつも座って楽しむのがフツウだとかかれてました。それが例えショウ・ルオでも、、、かな?