台湾つれづれ:PEPE SHIMADA
PEPE SHIMADA(ぺぺ シマダ)って歌手、どのくらい知られているんだろう?私の場合、きっかけは台北は華山ギャラリーの本屋さん。
華山ギャラリーは忠孝新生駅から5分くらい歩く広大な敷地のギャラリー、とガイドブックにあります。が、観光客にとって善導寺~忠孝新生駅間は特に何もないところ。シェラトンホテル近くの家美ホテルに泊まっていなければ行くことはなかったでしょう。桃園へ発つまでのあいだ、微妙に時間が空いたので行ってみたのでした。
まず外観が魅力的。ここがタダの商業ビルのわけはない!と、初めての台北旅行でたまたま通りかかったときから気になってたんですが、案内してくれてた台北在住の知りあいは興味なかったか知らなかったんでしょうね、、、素通りしただけ。そのときも雨降りで、さっさとシェラトンホテル裏手の『徳也茶喫』に急いだんでした。
この建物の中はなんだったのか不明。カフェ?雨だったので、さっさと本館らしき中へ。
今風レトロ、、、という感じの空間。雑貨コーナーと書籍コーナー。カフェもありました。(奥にはもっと広いギャラリースペースがあること後で知りました、、、また行かなきゃ。)
流れているBGMはなぜか日本語の曲。綺麗で澄んだボーカルの声は、雨のうつうつした空気をさわやかに晴らしてくれるような、、、。そんな明るい歌詞でもなかったんだけど。これってフォークソングっていうのかな?
店番のひと、よほど気に入っているのか、同じ曲が何回もリピートされて流れてくるんだけど、もの悲しげなメロディながらも澄んだ声色が心地よいのでした。(あとで手に入れたCDで、それは『午後の遊園地』だったと思うんですが。)
かなり長居してたあいだ、ずっと同じ歌声を聴いていたせいか、気に入ってしまった。店番、というかキャッシャーの人に誰の曲か聞いたところ、棚から出して見せてくれたCDジャケット。『PEPE SHIMADA Cat Play』とありました。名前だけメモして日本に帰って調べてみたら、そんな歌手の情報全然でてこなかった。日本で売ってないんです。ペペシマダさん、日本ではデビューしてない人なんですね。
深くググッてみて、どうやら台湾在住の日本人でイラストレーター兼歌手らしい、、と。フェイスブックに作品載せてますね。猫描くのが専門のご様子。肝心の歌や動画はなかなか出てきません。しかし、どうしてもまた聴きたい!あれだけ店内で聴いて脳裏に焼きついたはずのメロディも、さすがに記憶が薄れてきて思い出せなくなってる。やっとアジアン音楽サイトyesasia.comでCDが見つかったのでオーダーしたわけです。
PEPE CHIMADA -CAT PLAY (Yesasia.comへリンク)
曲名がはっきり分かったので、それを元にユーチューブで検索しやすくなりました。台北の本屋さんでプロモーションライブやってる映像、いくつか見られます。
華山ギャラリーでリピートされてた曲はこれだったと思う。午後の遊園地。いまでも雨の日には聴きたくなります。
四四南村でライブしてる。このエリアはまだ行ったことない。
それにしても100%日本語曲なのに台湾でリリースされてます。台湾って太っ腹というか外国語に寛容なんですね。英語ならともかく。しばらく集中的に聞き込んでみて、『圓圓的』が一番耳に心地よいです。