ここから始まる悪夢の序章- 25 アメリカでリノべ 2021年編

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6月12日、早朝。現場に行ってみた。

全然進んでいない。コントラクターのオッサン、作業員たった一人しか寄こさないのだ。組み立てなんて二人で一気にやればもっと早く済むだろうが。

イライラする、、、、。

コントラクターのオッサンJによると、別のファブリケーターからクオーツ天板の見積りが約束と違ってまだ来てないという。いつまで待つ気だ?来たとして、またとうてい受け入れられない高額ならどうする気だ。(二日前の10日にでたファブリケーターの見積もりは5000ドル超えてて却下。)

オッサンJ、来週には採寸してテンプレート作成、再来週には天板出来てくるから取り付けする、って、のたまう。つまり、クオーツ天板の到着するまで仕上げなくていい、まだ時間があると思ってゆっくり進めているとしか思えない。

相変わらずふざけたオッサンだ。舐めているだろ?6月という時期にクオーツ天板が採寸から一週間でできるわけなかろう。3年前はすっかり信用して任せていた。で、結果、間に合わず、入居予定者や不動産屋に平謝りするなど辛酸を舐める結果となった時にシレっと開き直ってたオッサンだ。

うん、オッサンを責めるのはフェアじゃなかろう。こんなオッサンと知っててまた頼んだ己もおかしいのだ。新たなコントラクター探すの面倒くさいし、基本、コントラクターはハズレどころか詐欺師なみに碌でもない。このオッサン程度で済んでるならマシなのだ。油断せず、ペラペラ喋るだけの口約束は後で必ずメールで文書化させる、等々徹底して監視することだ。今回は自分なりに自己防衛したつもりだったがあまかった。今の時点で気付いたのはまだ良かったかもだけど。

頭のなかだけでプランたててた先月はなんと楽しかったことか、、。

コントラクターを締め上げるも、クオーツ天板は断念(涙)

12日夜、コントラクターと電話。率直に進行の遅さに不満を伝える。大工一人しか寄こさないことも。クオーツ天板が到着するまでゆっくり仕上げればいいと思ってないか?6月中旬にもなって天板の採寸も出来てない。もう今月末までにクオーツ天板つけるのは常識的に考えて不可能なはずで信用できない。だからラミネート天板でいい。アンタ達が工事をノロノロやる原因にもなってる。キシキシ鳴るフローリングの件も頼んでたけど、何のアップデートが無いし、キッチンにそんなに時間かかってるならあんた達には無理だろう、別のフローリング専門業者探してやってもらう、と。これからは特に口約束は受け付けない。かならずメールでrecapメモを送って記録とすること。言いたいことは全部ぶちまけた。

アメリカのコントラクターの辞書に謙虚と謝罪という言葉はない。そもそもこのオッサンの思考回路と折り合えることはないし、こういう彼なりのやり方で今まで仕事をやってきたんだろうし。とりあえず私の意向は伝わったのは確か。明日にでも在庫のある中のラミネート天板を調達さえすれば完成を邪魔する要素は無くなったことになる。フロア修理も同時に取り掛かるし、もう一週間で完成を目指すと言わせただけでも成果はあった。

ラミネートの色はお任せ。私にとっては最悪の妥協で数年したらに替えるんで思い入れはなく、もう色とか何とかなんて考えたくもない。こんな決断するに至ったことへの怒りを覚えてしまうんで。

ラミネート天板、、、、はぁー、、安っぽいだろうなぁ。スプラッシュタイルを全面に張らないかわり、天板の質にはこだわりたかったのに、、。もう終わったことと割り切って気持ちを切り替えねば。

これで2000ドル以上の予算が浮いた代わり、フローリングの修理やスイッチプレート、電源コンセントを全部モダンなタイプに付け替えることにした。現存のは50年?もしくは70年くらい前のもののはずで煮しめたように黄ばんで汚らしいんで。

クォーツの件が不本意な形ながら解決したせいか、イライラしが気分が収まって良くも悪くもすっきり。