ショウ・ルオ アメリカ公演見に行った モヒガンサン編
前夜の大雪警報!
26日は感謝祭イブの深夜にコンサートという常識破りのスタート時間。それに加えて、あいにく26日はこれまた前代未聞の大雪警報、特にコンサート場所のコネチカット州の内陸部は学校休みになるわ知事が非常事態発令する混乱ぶり。ニューヨークの空港もキャンセル便出てたし。
しかし、お騒ぎした割りには雪はたいしたことなく、雨模様なだけで済みましたんで私の乗った中国系のカジノ行きバスの時間通りに走って予定通りにモヒガンサンへ到着したのでした。さっそくホテルに迎えに来てもらいチェックイン済ます。荷物置いただけでモヒガンサン カジノへすぐに送ってもらいました。フロントの女の子は私が日本人と名前で分かったようで、「誰のコンサート?台湾?なんてあなたが観に行くの?」と意外な顔されてしまった。
モヒガンサン、なかなか趣向をこらしたリゾートカジノです。さすがに感謝祭からカジノ行こうなんてアメリカ人はいないみたいで閑散としてましたね。アジア人、(つうか明らかに中国人か、、)ほんっとに多い。腹ごなしにないったSEASON BUFFEは26ドルで食べ放題、客の98%は中国人であります。食事はイマイチ、、、。
それより嫌な予感がしてました。ショウ・ルオのコンサートのノボリとかポスター、どこにもないんです。コンサート情報の電子ディスプレイにも今夜のショウ・ルオのことは出してません。やっと会場のアリーナを見つけてもチケット売り場、開いてない。
「も、もしかして中止、、、?」
どうやら深夜開演のショーにモヒガンサンのスタッフを使わせてもらえないのでしょうか、、、そもそもチケットはモヒガンサン通してなくて、中国系のプロモーターが100%しきってたようなので、窓口では受け取れないんでしょうね。11時頃、会場前に関係者デスクがたち、チケット受け取りと販売が始まって一安心。でも、コンサートグッズ売り場はない。ネオンライト買おうと思ってたのに、、、。
私の席は11列目でド真ん中。会場はコンサートには理想的な大きさでないでしょうか。バスケットの試合もやるところでアリーナのエリアもこじんまりしてます。最前列にファンクラブの子らしきギャル集団がみえます。
それにしても、、、15分前になっても客席埋まってません、、、、。3階はガラガラ、2階は半分くらい、アリーナも後ろのほうはガラガラ。私の席の前列(10列目)も埋まってないし。1時過ぎからだんだん埋まってきて15分くらい遅れて開演したんだったかな。
公演開始!最高のステージ!でも、、、
ショウ・ルオ登場。髪は黒くてサラサラ。衣装も全体に黒っぽくてシック。バックダンサーにはいつもPVにもでてるダンサーさんたち、揃ってました。
うわー、今、本物のSHOWを見てるんだー、こんなに近くで!
うわー!!音響が素晴らしいです!オーディオマニアではない私だけど、音が耳にすごくいい状態で届くというか、、、。いや、もう最高です!こんなに音がキレイに聞こえるコンサートは稀です。それで思い出した!数年前に見に行った韓流ビッグバンのアメリカ公演、音が割れてて酷かった。(それ以来、ビッグバンはどうでもよくなった。我ながら熱の冷めようの動機の単純さにおどろきますが。)
、、、、ここまでが一番楽しい瞬間でしたねぇ、、、今から思えば。ここから先はもう残念、残念、もうガッカリしどおし。今思い出しても苦々しい限り。
泣きたいくらい残念な、、、
スーパースター羅志翔のステージはそりゃ素晴らしかった。かっこよかった。勢いのある生声でシャウトするところ、しんみり聞かせる悲恋ソングは泣かせてくれます。いまさら何を言う!ですが、ショウ・ルオ、ホントに歌上手い。ここのステージが広くないので連れてきたバックダンサーさんは多くないせいか、ダンスはそれほど迫力は出せてなかったようだけど。そういえばツアーDVDで見たピアノやドラムのパフォーマンスはやらなかった。トークは楽しそうでウケてたけど、私、北京語わかんないんで、、、。頑張って歌詞を読んで予習しといたけど、ステージ横の大型スクリーンには歌詞字幕が出てたので、 我不會唱歌、なんとかハモれましたし。会場のほどほどの広さと真ん中の席だからかもしれないけど。
ショウ・ルオの問題じゃないんです。ショウ・ルオは最高でした!問題は観客!
誰も立ち上がらないんです!ノリノリの「ONLY YOU」になっても「Twinkle」でもなんでも立たないんです-。私はショウが登場して歌い始めたとたんに立ち上がって盛り上がるもんだと思い込んでただけに、戸惑ってしまった。しょうがないからみんなに習って座ってたけどせっかくのノリノリのステージを前にしてウズウズ、ウズウズ、、、、。
なんで立ち上がらない?いままでコンサートに来たことない?それもあるだろうけど、観客のほとんどがスマフォ撮影にいそしんです。ずーっと。だから動くわけにいかないんでしょう。けっこうオジサン、オバサン、オジイサン客も多かったこともありますかね、、、。それでも2,3回、盛り上がって後ろのファンたちがダダ-っとステージ前へ走ってきてコンサートらしくなったりしたんだけど、前へ行って撮影してるだけ。スマフォをかかげた集団、、、、、気味悪かった。これって今どき普通のこと?日本でもそうなんでしょうか?こーゆーときに撮影するのは常識のないバカだと思うんですが、ほとんどの客が撮影してました!私の隣の中年夫婦は娘の付き添いらしい。そのオトウサン、すごいカメラ持参してて、前列のファンが立ち上がろうとすると「邪魔だー」って怒ってた。
そして、明らかにコネとか付き合いでタダ券もらって来たとしか思えない人たちがけっこういました。私が払ったチケット代は168ドル。同じ列に幼児くらいの孫連れのジジババ、3枚分定価で買ったのか怪しい。空いてた前列10列目の席、開演に遅れてオジイサン二人組が入ってきて、お菓子食べながら悠々と座って見てた挙句、途中で早々と帰っていった。最前列の中年夫婦、ラストで一番もりあがってショウが最後の挨拶してる最中にお帰り、、、、。うしろを振り返ってみると、ステージでメンバーみんな並んで手をつないでお辞儀してるあたりで、ぞろぞろ帰っていく。あのー、、、ここ映画館じゃないんですが、、、。
私や、一部の真のショウ・ルオのファンが「アンコール!」「羅志翔ー!」と叫ぶも、あまりに少数派で諦めが早く、彼らもさっさと帰り支度。隣の席に陣取って、公演中ずーっとショウ・ルオの歌うのを追ってハモってた熱狂的ファンらしき男の子、そんなファンですらサッサと諦めて帰り支度。
わたし呆然、、、、。なにこれ?あまりに期待はずれで帰途に着きました。2時間半くらいは演奏するかと思ってたのに、終わったのは3時前。ホテル取っておいてホントに良かった。
悔しくて悲しくて、眠れませんでしたね。百歩ゆずって、深夜公演ということで会場との厳しいルールがあったのかもしれない。でも、そんな問題じゃなくて、観客があまりにドライ、アンコールなんて求めてなかったのは確か。
中国人!在米台湾人!あんたたち最低です!ひどすぎます。この一晩で一気に台湾系さんへの親密感が消滅しましたね。もしかしたら、ここに来てた人は台湾系じゃなかったのかもしれないけど、それでも酷すぎ。Show Lo deserve better! もっと観たかったのに~~。
最前列でもないかぎり、撮影してどーするんでしょう?このツアーはDVDどころかブルーレイもでてるので買えばいいのに。(と書いておいて、実は私も鬧翻天のときは舞い上がって撮ろうとしましたが、、、撮るには遠すぎて断念。そして、同年に発売されたツアーDVDの内容はちょいと古いと後で知る。)
帰途につく
翌日、ニューヨークに戻るバスは朝9時半発。ホテルで頂いたワッフルが美味しかったのだけが救いでした。チェックアウトのときは昨日とおんなじ女性で、「チャイニーズのコンサートで日本人がここに泊まったのは初めて」だそう。このカジノ地域は特区になってて中国人の移住を奨励してて、あちこちに中国人低所得者団地が出来てるんだそう。そんな優遇政策で働いてる人達がカジノでお金を使う、というマッチポンプ経済なんでしょうか、、、。
そんなわけで、ステージは最高!客席は最低のコンサートでありました。