[AIRBNB] サンフランシスコに違法民泊取締り条例か?
Proposition F
いま、AIRBNBからみでサンフランシスコが注目されてます。来月11月3日にProposition F(法案Fというのかな)の採決があるのです。このporposition F,
AIRBNBやhomeawayなど使っての民泊、ぶっちゃけホテル無認可の個人の住宅の違法な賃貸業を厳しく取り締まる法案です。
サンフランシスコに限らず、今のAIRBNBブームはほとんど無法状態。ネットから音楽をダウンロードするのを取り締まるのがほぼ不可能なのよりはちょっとマシとはいえ監視は到底ムリ。
今回の法案、proposition F。内容は強烈ながらも案外支持が得られる内容かも。
- 短期賃貸は一戸につき一年で75日以内に限定。
- 市の規制を遵守させホテル税を課す(サンフランシスコは11%)
- ゲストと収益レポートを3ヶ月おきに提出させる
- In-Law ユニット、(一戸の住宅の中に別にもう一つ独立した住居があるケースで例えば子供が親の家の中に独立した居室に改築したような場合)の禁止。(つまり、余ってる部屋を貸せないってこと。)
- 賃貸場所の100フィート以内に住む住民はホストを規則違反の可能性があると告訴できる。(30メートル以内ですな)
- Airbnbまたは似たような競業業者は、違法物件を載せた場合は一日1000ドルの罰金が。
誰がこの法案を押しているのか?Share Better SF という、多種多様な組合(やっぱり、、)に土地所有者などの地元グループ。
ホテル&レストラン従業員組合は9万ドルを寄付することで協力してますね。
追記: ホテル業界は協力してない様子。というのは、サンフランシスコのホテルの稼働率はかなり高く、AIRBNBのせいで商売あがったり、、、という反発はないそうです。そこで働く従業員がアンチAIRBNB活動をしているわけです。
AIRBNBも反撃キャンペーンを、、、で、ヤブヘビ?
今月10月にairbnbは反撃キャンペーンを張ったところ、イヤミなコピーで大バッシングを受け謝罪と撤回となりました。私は鈍いのかな?このコピーのどこがそんなに批判を受けなきゃいけないのか分からないけど、か~なり上から目線であることは確か。
- 「親愛なる公立図書館へ。(AIRBNBホストが払うであろう)ホテル税収12億ドルの一部で開館延長することをのぞみます。」
- 「親愛なる教育委員会へ。(AIRBNBホストが払うであろう)ホテル税収12億ドルの一部で学校に美術品を買ってください。」
- 「親愛なる公共事業へ。(AIRBNBホストが払うであろう)ホテル税収12億ドルの一部で自転車レーンを作ってください。」
- 「親愛なる緑地課へ。(AIRBNBホストが払うであろう)ホテル税収12億ドルの一部で壊れたパーキングメーターを修理してください。」
「12億ドル納税するんだからな!(Airbnbじゃなくホストさんがですが、、)ありがたくキチンと使えよ!」と言ってるわけだ。
http://www.theguardian.com/technology/2015/oct/22/airbnb-apologises-dear-san-francisco-tax-adverts
11月3日といえば来週の火曜日。さて、評決はどうなるか?
後記: 評決の3日、ハイ、めでたく否決されました。