AIRBNB民泊軍団がサンフランシスコ市と和解
昨日入ってきたのはAIRBNBとHOMEAWAYの民泊大手がサンフランシスコ市と和解ってニュース。
どっちかというと、民泊サイドが折れに折れた感あり。ホストや物件情報、宿泊情報がガラス張りになるのですから。といっても、そんなことホテルが昔からやってるビジネス慣習ですけどね。
サンフランシスコ市の要求が何だったか調べてないけど、全面禁止させようとは考えてなかったと思うんで、全面勝利でしょう。
- AIRBNBがホストが登録したらデータは市が持つシステムに自動的に渡るようにできるITシステムを構築する。
- 不適切な予約を市が通告したら、AIRBNBは予約をキャンセル、リスティングを凍結する。(ということは、市サイドが予約状況を常時モニターするんでしょうかね?)
- 不法リスティングを掲載した場合、市はAIRBNBに一件につき1000ドルの罰金を課せる。ちなみに現在8000件のリスティングのうち2100件しか登録されてない。つまり6000件がただちに不適切物件となるんですかね。(*過去記事、サンフランシスコの民泊登録に書きました。)
エアビーが折れに折れまくった和解です。こないだまでは「わがビジネスはインターネットプラットフォームを提供してるだけに過ぎない。グーグルがポルノ映像を検索結果に出しても、イーベイがユーザーが偽物商品を出品しても罪に問われてないのと同様だ!悪用してるユーザーの行為まで責任持つ義務はない!そして、わが社のユーザーの情報を渡すのはプライバシーの侵害だ!」と争ってたんだから。
しかし、こんな形で和解だと、サンフランシスコ市も監視するシステムや人材等のコストがかかってしまうわけですね。こうなったら民泊という民泊から一ドルでも漏らさず税収とらないとね。
もうじき上場を目論んでいるので大きな譲歩をしたということらしいです。