違法民泊してたテナントを追い出した大家の方法が素晴らしい
ニュージーランド テレグラフ紙の記事。
バルセロナの話。ここは早い時期に違法エアビーが大問題になってて、民泊規制が超厳しくなってるところ。
バルセロナ郊外にフラットを所有するぺレスさんは月1426ドルで26歳の男性に賃貸に出していたところ、そのテナントが一泊370ドルでエアビー民泊しでかしていたと知り、弁護士に相談したら裁判で退去させるのに一年はかかるといわれてしまう。AIRBNBに直接クレームしても、「それはホストと大家との問題」とけんもほろろ。(酷いなぁ、エアビー、、)
で、ペレスさん、思いつく。別人になりすましてAIRBNBにゲストとして登録して、部屋を予約して室内に入る。そして鍵を替えたのでした。
「これしか方法がなかったの。」
テレグラフ紙の取材に、AIRBNBはペレスさんの家のリスティングを排除したとのこと。バルセロナ市は調査中とのこと。6万から60万ユーロの罰金が課せられる可能性があるというオチです。
ちょっと取材不足ですね、これ。鍵を替える行動取る前に、彼女が大家としてどのくらいテナントに民泊止めるように警告したのか知りたい。違法民泊してたテナントの男性はどうなったのか?とか。
ググるともう少し詳しい記事を発見。
http://elpais.com/elpais/2017/06/23/inenglish/1498219146_151621.html
違法民泊やらかしたテナント、26歳の男性。じつは違法民泊プロ集団の一味。この集団は他にもバルセロナで950ユーロで借りたアパートを一泊200ユーロでエアビー民泊してたんだって。この記事は6月23日のもので、22日の時点ではペレスさんはまだ問題のフラットに居るということです。
極端に民泊に厳しいはずのバルセロナなのに、すぐにテナントを退去させられないなんて意外でした。ニューヨークはもっと厳しい強硬な方法でテナント追い出しの事例が出てるんですが。もちろん、管理会社やオーナーがそれなりに大枚払ってことなんでしょう。一戸だけ所有してる個人大家だとそれはなかなか踏み切れないのは分かります。