トリノ旅行 4 お金について

Pocket

無事に旅を終えて帰国してしまうと、一日目の自分の臆病な心理状態は滑稽に思えてしまう。でも本当に到着日はピリピリ、オドオドしていた私。何が不安って、、まず、治安。ジプシーの被害は分からないでもない。実際ローマでやられた。しかし堅気そうな職、例えば空港の両替えの社員すらもカモるというしでね。

ほぼ99%クレジットカード払いで済んでしまった

両替しなくて済むためには私の銀行カード(Capital One 360のチェックング口座)使ってATM機でユーロが下せるか?ちなみに日本ではその方法で問題無し。コロナ前にイタリア旅行した友人によるとATMでアメリカの銀行カードでの引き落としは全然問題なかったという。アメリカ人観光客が大挙してヨーロッパ旅行してる今、問題はなかろう、、、。ただ、それでも不安。

結果、オーライでありました。まずほとんどカード払いオーケーなので現金要らない(観光客が行くような行動な範囲内で、、、でしょうけど。)。

最初に買ったのはバスのチケット。到着したミラノ空港でトリノ行きバスのチケット片道22ユーロ。バス乗り場に一番近い空港出口の横でチケット売っててアメックスで支払いオーケー。ここがクリアできた時点で気持ちが少し楽になりましたねぇ。それなら、ってことで、同じエリアにあったカフェでモッツアレラサンドの購入もアメックス通って更に気がラクに。

空港の両替はボッタクリ!必要無しです!!

トイレも済ませ、まだバス発車の時間があったので近くの両替え店へ。いちおう下調べどおりなのか聞いてみた。

私:「コミッション幾らですか?」

店:「20%」

、、と返事。うわー、、、、シレっとお応えになった。絶対替えないぞ!

空港内のあちこちにあるATMで現金下ろしてみようか、、、試してみたら最低100ユーロから。好きな金額が入力できないんでキャンセルしました。日本の郵貯やコンビニATMでも1万円からだし、異常なことではないですね。100ユーロも要らないし、銀行の店舗内のATMが一番安心というブログ記事を思い出したので下ろさずにバスに乗ってトリノまで来てしまった。

ここは判断不足だったかな、、、。覚悟決めてミラノ空港のATMで下すべきだった。この到着日に銀行がなかなか見つからず、日没すぎまで現金が持てなかったのはかなり心細かった。その時点では、その後3日間キャッシュが全く必要なかったことなど想像すらできなかったわけだし。

バスを降りて、メトロに乗ってポルタ・ヌォーバ駅に向かうため券売機でチケット買おうにもアメックスは却下されてしまった。自販機にアメックスのロゴついてるのに、、、。この経験でその日は買い物するのが怖くなってしまったのでした。(あぁ、こんなことで萎縮しちゃう私、、いいトシして気弱すぎる自分が情けないこと。)何度か失敗したものの、VISAカードでやっと成功。2日パスを購入。

それからチェックインしたあと向かった映像博物館の入場料はアメックスで。

カフェに寄りたかったけど、もしカード却下されて現金払い要求されたらどうしよう、、?という不安でどこにも寄る心境になれない。やっとドイツバンクのATM見つけてホッ。50ユーロを引き落としました。これで気が大きくなって、やっとスーパーでちょっと買い物。

プロの旅行代理店やイタリア旅行通さんのブログは非常に助けられてます。でも地元で生活してる目線を超えられないようです。トリノのバスやトラムのチケットは「停留所近くのキオスクやタバコ屋さんで買えますよー!」とまでは書かれてあるんですが、アメックスやVISAカードで払えるのかまで言及してくれてないのでね。私の実験結果、ホテル近くの小さなキオスクで交通チケット2日パス、VISAカードでオーケーでありました。なぜかアメックスは試さなかった。

ホテル税もクレジットカード払いOK

ホテル税は一泊2.5ユーロだったかな?それすらカード払いできました。イタリアはホテルの部屋にチップ置く必要もないというし、その後入ったレストランやマダマ宮殿、カフェ、、、全部カード。

困ったのは見学した教会にお賽銭を1ユーロほど置いて出たかったのに小銭がなかったことだけ。これは申し訳ないと後悔してます。腹巻ポシェットに300ドルの現金持ち歩いてましたけど、ドルだし20ドル札なんで、、、。

クレカ払いできなかった1%!地下鉄トイレ!

さぁ、旅は終わった。トリノ4日目の朝、ミラノ空港へ向かうポルタ・スーサ駅前のバスターミナルでバス待ち。ミラノまで2時間かかるんでトイレ行っておこう、と地下鉄のトイレへ行ったら、なんと1ユーロの有料トイレ!これは盲点だった。うん、20年前に行ったイタリア旅行でもたしか有料だったことを思い出した。イタリア、未だにお金取るんかい!!!かといって出発時間も迫っててる。トイレの管理人?の女性に10ユーロ札だして9ユーロのお釣りもらってトイレに入る。あぁ、、、この小銭、初日に持ってたら教会のお賽銭に出来たのになぁ、、、、。

イタリアにもいた中国人の偽お坊さん

マンハッタンに住んでいるのだ。タイムズスクエア付近は通勤ルート。怪しげな中国人風お坊さんに扮した寄付金詐欺、コスプレしたゴリ押し撮影集団、いろいろ見てるんで免疫はついてるつもり。トリノにもいて笑ってしまった。現金ないから寄付の詐欺に遭うこともない。いまどきはクレカで払わされるんだろうか?

ただ、マンハッタンにはジプシーはいない。観光スポットで食事やカフェなんて普段行くわけないが、トリノではそういう場所に行く典型的観光客となる。初日はかなりピリピリしてしまったけど、トリノの街並み全体がゆったりしてるし、トラムやバスの中以外では人と人が押し合うように混んでることなくスリに遭うリスクも少なかったかな。

総括すると、、、現金は少しだけ持ってた方がいい

VISAかマスターカードを持っていけば現金要らないイタリアはトリノでありました。立ち寄った教会にお賽銭だしたり、街角の焼き栗屋台で買いたいとか、駅のトイレ使うなら使用料に現金は必要。ATMで引き落として用意しておくべき。私の場合、トイレに1ユーロ遣っただけ。49ユーロが手元に残ったままとなってます。