[AIRBNB] AIRBNBホスト集会に参加して  

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AIRNBNホストのミートアップ

今はどうか知りませんが、ときおりAIRBNBはホスト対象のイベントに招待してくれてました。これは早いモノ勝ち。招待メールが届くとすぐに参加申込みページのリンクをクリックしてポチしないと。

AIRBNB黎明期、、、というか、ここまで違法性が問題化する前はのどかなイベントでした。WeWORKというオフィスシェアビルの一室で10人くらいホストが集って懇談会とか。たまたまWeWORKの場所が近所だったので、2~3回くらい参加しました。すごい初期はチーズとかクッキーとかおつまみが並んでましたけど、最後に出たミートアップはかなり経費削減されてたなぁ、、、。

私が必ず発言することは「予想される大家さんとのトラブル」と、「鍵の受け渡し」というトピック。

「基本、マンハッタンで賃貸アパートの短期サブレットはイリーガル。大家さんには隠れてやってるから、チェックインのときに玄関でゲストを迎え入れるときに大家と鉢合わせが一番怖い。なにかアイデアない?」

参加ゲストさんは、あまり気にしてないんですよねぇ、、、。持ち家貸してるのかなぁ?

「パスワード式ロック付ければいいじゃん。」

なんて軽く言ってくれます。

「大家が住んでるならヤバイけど、スーパー(管理人)相手ならお金(チップというか賄賂)握らせれば?」

「いや、私のアパートは古いもんでドアマンいないし、ドアブザーもないもんで。全てのゲストに鍵を前もって郵送するわけにもいかないから。」と弁明するも、反応は冷たかったかな。そんなにボロいアパート貸してんのかー、このアジアン女性は。と思っていたのかも。覚えている限り、私以外の参加者の半分はコープ物件のオーナーだったり、マンハッタン隣のクイーンズ区やブルックリン区の一戸建てタウンハウスの持ち主だったです。

利用規約読んでね

AIRBNBスタッフの弁は、「利用規約読んでね。ホストは(自宅でもアパートでも)リスティングする部屋にかかる契約書に従った上で、AIRBNB利用して頂くのが基本ですからー。」まぁ、そう答えるしかないですよね。

で、いつもモヤモヤが残ったまま。

BBQパーティにも参加しました。2013年の夏。場所はウイリアムズバーグ。大盛況ってほどでもなかったけど、そこそこ参加者集まって、楽しかった。私のアパートと同じ通りの数ブロック北でホストしてる女性がいたのですが、ゆっくり話せなかったのが残念だったな。若い女性だった。参加者はほとんどブルックリンのホストさんで、持ち家組の人が多かった。隣に座ってよくしゃべった女性は、賃貸アパート住まいで、出張中だけリスティングし、管理人さんが協力的という恵まれた人だった。

振り返ってみたら、この時期までが私のAIRBNBホストを副業としてた蜜月だったかも。

 訴訟状況の説明会ミートアップ

2014年にはいったら、NY州とAIRBIBの間の裁判の経緯の説明という集会しか開かれなくなっちゃいました。これも確か3回くらい参加しました。いつもの場所、WeWorkの一番広い会場で夜7時からスタート。

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この頃、私の貸してるアパートは優良レビューが続いてたし予約率も月半分以上入ってて黒字続きでおさいふが潤ってた頃。見つかってもおかしくないのに大家さんに見つかる様子もなくて、もう1、2年は続けようかなー、、、なんて気楽に考えてた。

集会は異様な熱気。さすがアメリカ人!ストレートな発言が飛び交う。

「ホテル・ロビー(ホテル業界の政治団体)に負けてるなら、AIRBNB経営陣ももっとメディア使って反撃すべきでしょ!」

「手数料でボロ儲けしてるんだから、訴えられてるホストを援助すべき!」(裁判沙汰になったホストは自力で弁護士雇って争うしかなく、AIRBNB関係者はせいぜい公判の傍聴に来るだけなんだって。)

AIRBNBもしっかり声を受け止めてるようです。その後すぐに、地下鉄の車内広告、構内通路にAIRBNBのポスターがよく見られるようになったから。

しかし、NYでのAIRBNBの裁判の風向きはどんどん悪くなってきて、、、。同じくらいに私もとうとう大家にバレてしまったし。予約してくれたゲストさんには平謝りに謝って予約キャンセルしたんでした。

NYのAIRBNBホストの情報を匿名化してNY裁判所に提出したことで臨時集会が開かれた集会が私が参加した最後のもの。(ほぼ同時にリスティングを削除しました。)会場は満員。そのときのメモはなくしちゃったのでうろ覚えで書きます。

もうリスティングをオフにしているとはいえ、ユーザー登録解除はしてない。AIRBNBは私のユーザー情報を完全消去してるわけではないんで他人事じゃありません。

受け付けあたりにオードブルとかワインがあったけど、あっという間になくなってた。集会で経営陣がデータを提出した顛末からスタート。15000人分のデータ、当然私の情報もあるよね。説明では、個人情報は入ってないということ。判事がこのデータを解析してNYのAIRBNBのユーザーリスティングの実態を把握するのが目的。違法な貸し出しをしているユーザーデータは個人情報の追加提出もありうるかも、、、という話だったと記憶してます。

冷や汗ダラダラです、わたし。

でも経営陣の弁明は、「もし、個人情報の再提出が求められたとしても、あまりに極端なオペレーションをしている数%のユーザーが対象になると予測している。ほとんどのユーザーはセーフ。(一年ほど経った今日ググッて知ったのですが、15000人のホストから124人の個人情報を要求されているという。この124人だけで過去3年半に60ミリオンドル売り上げあったんだと、、、)

まず最初に100件以上のリスティングを持っていた若いアジア人男性が出席してて、AIRBNBスタッフがその人と個別に話し合いを横で。

次々上がる挙手から最初に選ばれた女性が発言。集会の目的を知ってか知らずか、関係ないことをハキハキと、、、

「なんで始めたばっかりの私のリスティングがホームページのトップに掲載されてるんだー!(キーッツ!)」

どっと疲れる。

「偽善だ!NYのリスティングの大半は賃貸アパート物件である現状を経営陣は把握していたはず。知らん振りしてた。リスティング登録のときにスクリーニングできるはず!賃貸契約のコピーを添付するとか、「この部屋は合法である」に「YES」クリックさせるとかやるべき。」

「我々も戦う!アルバニー(NYの州都)行って裁判所の前でアピールしたい!」

「ホテル業界が払ってるタックスを払ってもいい!」

もう時間切れ。でも質問の挙手をさばききれない状態。そんなことで挙手を引っ込めるアメリカ人ではない!

最後に制止を遮って大声で発言しだした男性。このひと、どういう事情か知らないけどAIRBNB絡みで訴えられ訴訟の真っ最中らしい。(よく聞き取れなかった、、)どうやら裁判でAIRBNBがまったく助けになってくれないことに激高してる様子。弁護士費用だけで何万ドルも払ったんじゃないかな。同情はするけど、、、、。

で、この最後の集会から一年あまり経過した今2015年夏。AIRBNBから「アナタの個人情報を検察に提出しました。ゴメン!」とも、検察から事情聴取も召喚状も来てない。私のケースはお目こぼしなんだと思いたい。