マンハッタンあれこれ:さらにAIRBNB
AIRBNBへのバッシング、さらに過激に
AIRBNBがらみの悪い(ホストと経営陣にとって)ニュースは毎週のように出てきてて食傷気味なくらい。先週はカナダで4人で週末の宿泊を予約したはずのゲストが、なんと100人規模のパーティやらかしてホストの家をメチャクチャに破壊した事件ありましたね。
AIRBNBが完全に修理と弁償を行うそうです。こういうゲストの悪質な犯罪は年に一回くらいニュースになってたかな。
しかし、今日見つけたニュースは別次元ですごかったのでメモ。
http://nypost.com/2015/05/01/lawmaker-uses-video-sting-to-catch-illegal-airbnb-renters/
Assenblywoman、(日本語で市会議員?)のローゼンタール議員が、隠しカメラ使って市内の4つのアパートを偵察したそうです。AIRBNBホスト数人がゲストとやりとりする様子やアパートの住民の証言が取れたんだそうです。
ホスト:「このアパートの中でAIRBNBのことは言わないで」
住民の証言「このアパート建物のオーナーは全戸のうち半分を賃貸、半分をホテルとして使ってる。」
アパートの賃貸主が迎えるどころか、予約代行するエージェントが仕切ってたケースも。インテリアはほとんどホテルとみまごうばかり。
担当者:「当社は一ヶ月単位で貸すので合法だ。」
今更、、ってなくらいよくある話。私も「アパートの住民と出くわしたら、友達だって言ってよね。」なんてセリフ、何回言ったことか、、、。ゲストも心得たもので、「分かってるって!」
あうんの呼吸でありました。
ホテルロビーの暗躍?
驚いたのは証言じゃない。ローゼンタール議員が行った、この隠密捜査に税金は使われてないこと。費用はホテル業界から出たんだと、、、。ホテル団体が支援するロビー活動が強くなってるのは知ってたけど、ここまで政治家に入り込んでるとはすごい!というところが衝撃のニュースでした。
ふー、、、やめてよかったぁ。AIRBNB, 市内の千軒以上の違法リスティングをとうに削除しているそうですがね。ここまでくると、泊めるほうもなんだけど、ステイするほうも度胸があるというか、、、、。
手ごろなホテルがもっと増えればいいんでしょうけどね、すでにマンハッタン島は飽和状態、余ってる土地なんてどこにもないし。中国人観光客さんは、その点割り切ってるようで、泊まるホテルは遥かニューヨーク市外の安ホテル。大型バスでマンハッタンに乗り付けてお買い物なんだって。