正規チケットを買う道のり アメリカ編 その3 発売日!

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先行発売の優先ランキング上げはやるだけやった。
正規チケットを買う道のり アメリカ編 その2

先行発売当日

12時半まで3分前。お昼休み。チケットマスターのアカウントは大昔に取ってたんでサインインは問題なし。念のためクレジットカード情報を更新してスタンバイ。

12時半。すぐに日程選んで『購入』ページに進んで、アクセスコード入れた!ロボット認証終わって割り振られたシートは、さて、、、
(PC操作を急ぐワタシ、、)

うん、私の好きな一階横、出てきました。前列3とか。159ドル。3分以内に次に進まないとタイムアウト。もうこれでいいや!って即決。購入!

まだアクセスコードは有効なので、もう一回トライしてみたけど、さっき買った席よりいい場所は出てこなかったんで一安心。

そのほかにパッケージ席も買えるみたい。どうせ高いから眼中になかったけど、ついでに見てみた。これらはペア購入が前提で、フロント席パッケージ、ホスピタリティ、ゴールド、シルバー、、、。ホスピタリティパッケージだとフロア席中央8列目とかある!、、、500ドルで。

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ゴールドも買えるけど400ドル。

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何がそんなに特別かというと、、、

  • 優先チェックイン
  • コンサート記念ラミネート(ノベルティグッズですね)

ゴールドとホスピタリティのランクだと、更に

  • コンサートグッズを行列に並ばず買える
  • 特製ノベルティグッズ
  • 開演前にワインやビール、前菜、デザート付き

興味のない前座バンドが演奏中はたしかに退屈なんですよね。それでも贅沢すぎるなぁ。100ドルで高級寿司屋で早めの夕食して、本命が演奏する時間に合わせて遅めの入場したほうがいいと思う、、。

もちろん、159ドルで済んだわけないです。悪名高い発券手数料40ドル追加で、合計192ドルでありました。ランクアップの為に買ったCDとLP盤を足すと、総計253ドルかかってゲットした席であります。

もう転売オーケー!

アカウントページで自分がたった今購入したチケットがPDFファイルでダウンロードできます。そして、『転売する』ボタンメニューが、、、。もう転売オーケーなのです。同じチケットマスターのサイトで転売させてもらえるんでありました。

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これって例えるならマッチポンプ商法?

チケットマスターの言い分を想像するに、「仕方ないわけよ。どっちみち転売屋が大量買占めして、別のオークションサイトで高値で売っちゃうわけ。詐欺やトラブルで大問題になるに決まってる。だったら、ここで売ってもらうほうが消費者に安全なやり方で売買させられるしね。」

一般発売日

一般発売日の午前10時。もうチケット買ったんだけど、ひやかしで一般発売も発売開始と同時にアクセスしてみました。2階席後ろとか、一階席のステージ真横より後ろ目とか、、、。なかなか悲惨な品揃えです。チケットマスター公式プラチナチケットはまだ残ってる。前から7列目が1250ドル、、、。

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えげつないなぁー。『一般発売』ページと『プラチナチケット』ページの間に『再発売(転売)のみ見る』ってメニューが堂々と出てますよ。

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私が先行発売で手に入れたチケットの同じ席ブロックだと900ドルで出品されてます。私のは3~5列目あたり。

チケットマスターのシステムって、シェアがトップだけあってすんごいです。席マップを拡大すると、正規チケットと転売チケットが色で区別されて見えます。正規が青で、転売が赤。

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最前列の転売チケットは2352ドル。

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アメリカは金次第ですねぇ、、、今回つくづく実感しました。でも、仕組みは良く出来てる。ソーシャルネットワークがゼロの私にはきついけど。

日本では嵐とかトップアイドルのチケット転売が問題になってるのは、転売チケット購入が悪という前提ですよね。市場原理をまったく無視しておいてです。五階最後列なんかで見るくらいなら行きたくないってチケット捨ててるファン、いますよ。きっと。最前列なら100万円払ってでも行きたいファンも。しょうがないじゃないの?

主催者が転売サイトをチェックしたり、会場で本人確認をして『どうしてもどうしても見たくて仕方なく転売チケット買った人』でも追い出してる。コブクロが一番厳しいそうですね。チケット代は一律同一料金。それだとチケット発券システムのロジックがシンプルでIT開発コストも安く上がるんでしょう。主催者側にとってはラクですよね。ラクという表現を通り越して因業商売といっていい。CDもDVDも買わない転売目的で入会した人が最前列に当たり得るし、発表された作品はすべて買い揃える熱狂ファンがドームの5階席後ろの席で涙を飲むという仕組み。私の好きなジャニーズタレントの場合、コンサート代金は申し込み時に前払いなので当落決まる前に郵便振り込みオンリー。郵便局さんは、振込手数料で潤うし。日本式は、主催者側がいかに安くラクに発券できるかという点が優先なんだと思えてきました。

かといって、今回のアメリカ式みたいなのを日本では採用されないとは思う。隣国のファンや転売屋の爆買い占めがありそう。CDがまだまだ売れる日本でランクアップのためにCD買い占めも日本人ならやりかねないし。2枚買っただけでゴボウ抜きは日本ではあり得ないはず。逆も然り。まともに考えて、席がどこになるかも分からないファンクラブ抽選に問答無用で先払いなんて、日本以外では通用しない。アメリカ人は寿司ですらお任せで注文したがらないんだから。サーモン10貫とか好きなものだけ頼む。振り込み手数料は落選したら無駄に、、、、。もう詐欺商法です。速攻、地方議員が販売ストップさせる法案だすレベルです。かくいう私もコンサート目当てにファンクラブ入って振込手数料無駄にしてるクチですが、自分でもアホだと思いますもん。アイドル商法に食い物にされてるアホ女だと。

かといって、CD大量買いした人やネットワーク力が強い人が最優先ってことを大っぴらに通すシステムは日本の文化に合わないのではないか?だから、今のやり方に落ち着いてるのかもしれない。、、と、日米文化比較論まで発展させるくらい考えさせられた体験でありました。