お隣韓国のエアビー民泊も規制の逆風
逆風ふく韓国のエアビー民泊
「（外国人対象の）民泊は将来の自国経済の主要な産業になる。発展的な対話をしたい。」
「幸い、政府も民泊（AIRBNB）をチャンスとみている」
、、、あれ？？どこかで読んだことある下り。大阪の自治体とか、とんでもない過疎地の町おこしの記事だったかで。
いやいや、このフォーブス紙の記事にあるのは韓国のこと。まるで日本の政治家は韓国のケースをそのまんままるまるコピーしようとしてなかのような。
韓国を観光旅行なんて考えたこともなかったんで韓国でエアビー民泊が盛んとはまったく知らなかった私。今、カンナム地区を筆頭に１９０００件の違法AIRBNB物件が１１月１５日までに削除されることになりそうだとのこと。地元の自治体に届け出をしてない違法で外国人宿泊ビジネスをしているホストをAIRBNBは削除を始めることで、およそ７０％のAIRBNBリスティングが消えることになるそうな。
オフィスと住居を兼ねた高層ビルの『オフィステル』という建築形態が韓国にはあるようで、カンナム地区という人気エリアでは、それをまるごと宿泊施設に転換して貸し出すホストがかなりの数を占めているそう。これもアウト。一戸まるまる観光客に貸し出すのも違法。ホストが同じユニットに居住してないといけない。ホームステイを通して韓国人ホストが韓国カルチャーを広める役目を果たすことを期待するという建前のもとで、観光客だけがまるまるステイはできないということ。
すでに罰金を科せられたホストが。でも７０００００ウォンって、６１６ドル。ニューヨークの場合、30日以内の違法民泊の罰金は７０００ドル。桁が違います。韓国法人のｐAIRBNBはホストに登録を促す努力はするようですが、とりあえず４０００件のリスティングは登録済とかいわれているけど、AIRBNBは未公表。なんでも、高齢者層はシェアリングエコノミーというものを危険分子としか思ってない現状で、エアビー民泊は韓国社会と観光産業にとって脅威はないという理解を得るのは時間がかかるだろうと、、、。
ちょっと興味を引いた点がひとつだけ。もっとも混雑する観光地に限定して特別な条例を作って一般住宅を観光目的で宿泊に使用するパイロットプログラムを始めているということ。これは東京の大田区だったか大阪の特区の特別条例に通じませんかね？