転売チケット買った:日本サイト編
2016年秋、私の大好きなジャニーズのアイドルYのチケットのファンクラブ会員向けの応募が発表になった。12月に東京だけ二日間。夏にツアーやって8月末に東京フォーラム公演でこの年はお終い、と思っていたのにまたコンサート。これがまた東京フォーラムなら行かなかった。しかし、会場が戦後の名建築の代々木体育館なんだから行くしかない!いつもYのコンサートDVD用に撮影されてる会場なので思い入れもある。それに、改修工事が始まると中に入る機会はもうなくなるんでね。
さて応募せねば。もちろん、アメリカにいて郵便振り込みの応募は不可能。親族や友人のヘルプで乗り切るのであります。
果たして当選。しかし、間違えて応募したらしくて同じ公演が2枚連番で当たる、、、、。二日連続公演のうち、当選分は一夜目。でも、せっかく東京に行くのだから二夜目の最終公演も見たいじゃないですか!だれか余ってるなら売ってほしい。そうやって売り手さんを探して買うのは「悪いこと」なんだろうか?ファンとしてあるまじきこと?
定価7800円。それを5万円とか10万円で売りたいようなプロ転売人のことを書いているんじゃない。正直、そういう人たちを排除するのは無理でしょう。市場原理で、10万どころか100万円以上の値がついててもさばける席をそれなりの高い値段で売らない興行主が一番手っ取り早く最前列アリーナ席も3階最後列も一律同じ金額でさばくやり方が悪いのだ。
チケットキャンプでチケット買う
ジャニーズのコンサートは本人確認が厳しいという。かなり迷った。本来ならおしゃれして胸ときめかせて会場に行くものなのに、本人確認を怖がっておどおどしながらコンサートに行くって惨めすぎる。でも、見たい!もし定価と変わらない取引きの転売チケット買ったことが咎められるなら、もう金輪際ジャニーズのコンサートは行かない!と諦らめよう、もうこんなチケット争奪戦ゲームについてくのもバカみたいだし、、、という前提で買ってみることにした。
チケットキャンプで。
サイトは設計が予想よりよくできていますね。まずやらないといけないのは、本人確認の認証。免許証をスキャンしたものをアカウントページからアップロードして、チケットキャンプから認証確認の報告を待つ。たぶん、アルバイトのスタッフが人海戦術で目視してやってるんじゃないかな?
携帯電話の認証が一番重視されていて、これをクリアしないと落札できない。これは厄介。なにせ日本の携帯番号なんか持ってない。これは親の携帯番号を借りて、親に届いた認証コードをメールで教えてもらいクリア。
一週間くらいお目当ての公演の出品チケットを物色してみた。10万円とかするような高額出品チケットはパス。だいたい高いので1万5000円から定価の7800円あたりで。毎日新たな出品情報メールで新着チケットはけっこうででるけど、成約の動きがなかなかないようです。表示されてる成約チケット数が少ないんで。やっぱりジャニーズファンもバカじゃないから警戒しているのかな?席のボカシ方もなるほど、、、、。典型的な表現は「A~Dブロックの3列から10列目」という書き方。これに慣れてくると「Gブロックの1~3列」って該当する席をブロックを一つに狭く限定している出品者のチケットは危なっかしい。これじゃコンサートスタッフが目をつけてチェックしに来るかも、、、と。
アメリカ発行のクレジットカードだと決済拒否
公演2週間前に思い切って一枚落札してみました。一階ステージの前のほうの席を。代々木体育館はGブロックが一番見やすいということで、GかHブロックらしきチケットに絞って、一件狙いをつけて落札リクエストをポチっ。
ここで大きな落とし穴にはまる!落札して一日以内にクレジットカード支払いするのだけど、アメリカ発行のクレジットカードだと決済拒否を食らうのです!!!ここが日本ガラパゴス。
じゃ、コンビニ支払いしかない。でもここはアメリカ、、、、。結局支払い未確認でキャンセル扱い。チケットキャンプのサポートにメールして事情を訴えてもけんもほろろ、、、。日本のクレジットカードしかダメの一言。キャンセルしたという買い手としては痛い前科も残ったまま消せないとのこと。私もIT関係の仕事してるから想像つくんですよね、、、。サポートの応対マニュアルのメールの文例テンプレなんかがあって、私のようなケースはバイト君が「救いようのないのでスルー」例のテンプレをコピペして返信しただけだろうなー。
この時点で、もうチケットキャンプでチケット探しはストップ。せっかく良い出品があっても落札できないんだから見るだけ損ですもん。チケットキャンプのスマフォアプリの通知設定もストップにします。メールの値下がり通知もスルー。で、後になって、落札できなかったのはラッキーだったことを知ることに。そのときの私は、出品者が公演日に近くなるとチケットの値段をガンガン下げてくるってパターンを知らなかった。
最後は手渡し同行チケット
公演数日前に日本に到着して東京のホテルに泊まります。ここでチケット探し再開。ここで絞るのは「手渡し」OKチケットのみ。両親宅に郵送してもらって、ホテルにまた転送してもらうなんて時間はありません。それに、手渡し同行チケットが『退場処分』にならない安全チケットなわけだと思ったんで。
お目当てのチケットがぞろぞろ残っててガンガン下がってるなかで、手渡しOKは2件。気になるチケットは10000円。定価より2000円くらい高いけど、悩みようがないんで思い切って落札をポチ。
そしてすぐにホテルをでてローソンで支払い。ほかの出品チケットもほとんどが成約済みとなってきてる、、、そうかぁ、会場はまあまあ大きめだから余りチケットも多かろう。私だって一枚余らせてるんだから。早いうちから焦って買わなくてもよかったんだー、と学ぶ。
結果オーライでした。売り手の女性とはメールで待ち合わせ場所のやり取りをしてるうちに意気投合して、公演日まで何度も友達みたいにメールやり取りを楽しんだくらい。コンサートも隣どうしで鑑賞してノリノリ楽しんできました。終わったあともメールして、これからもいいファン友達になれそう。
で、実際に会場で転売チケット駆除対策はされていたか?コンサート会場の代々木体育館では、とくに本人確認してるスタッフも見当たらず。追い出されてる人も目撃しませんでした。開演前からカメラ撮影してそうな客を監視してるだけ。少なくとも私の周りのブロックでは、、。
そんなわけで、私の場合、転売チケット買った縁で同年代の売り手さんとファン友になって、一緒にコンサートみて楽しめたわけです。こんな私はファン失格として責められるわけ?
ちなみに私の持ってる一日目の余ったチケットはどうしたか?ネット転売に出品するなんて考えずに会場で直接買い手を探そうと思ってた私があまかった、、、。いまから思えば、代々木体育館の土地勘がないのに無謀でした。あそこは客のほぼ90%は原宿駅から歩道橋を渡っくるんですね。それも昭和の経済成長期に作られた遺跡のような古い橋を、、。売るならその歩道橋の上か、渡った後の会場ゲートの前しかなくて、ゲートの前は強面のダフ屋がうろうろしてて素人が立ち売りするの怖い。「今夜のチケット譲ってください」ってボードを胸に掲げてる女の子は一人だけでした。他数名立ってたけど「売ります」ボード持ってた。
了見あまかったなぁー。ただでさえ私の余らせてるチケットは2階の後ろ席で、だれも喜んで欲しがらない。それよりマシなチケットがチケットキャンプでぞろぞろ値下がりしてるっていうのに、こんな席のチケット、定価で売れるなんて無理無理~~。早いうちにチケットキャンプで「2階某ブロック某席」で安く出品しておくほうがよかったかもです。
この後、ヨーロッパで某ロックバンドのコンサートツアーに行くことになり、またまた転売チケットを探す羽目になりました。