初動が遅すぎた、、、- 09 アメリカでリノべ 2021年編

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2021年5月16日のメモ。

テナントが5月末に退去したいと通知したのが2か月前の4月始め。

それから3週間くらいずっとリサーチしてきて、自分の潜在的な好み、理想とか具体化してきたつもり。もうお腹いっぱい。シンクに蛇口、候補のキッチンカウンターの品番、メーカーや品番をコレ!と決めてないキャビネットは好みのインスタで見つけた写真のリンク等々をリストアップ。

5月に入ってから、コントラクターJ氏にスケジュールを確認。出来るという。早いうちに現地行って測定してくるとまで言ってくれてひと安心。要望をWISHLISTとしてまとめてPDFドキュメントにしてJ氏にメールした。

自分としては準備をやり遂げた達成感気でスッキリ。

コントラクターが動かない!

翌月1日から空室になったら工事を即始めてもらいたい。全体のデザインテーマ、器種や品番くらいはこの時点で決定してて、もう採寸をやってる時期じゃないんだろうか?と焦る。リノベのプロセスとか段取りを知らないだけに焦る。

コントラクターJ氏、じきに採寸しに行くって言ってたのに、まだ行ってない。業を煮やして連絡したら、テナントが退去した直後に行くつもりだという。このオッサン、数週間前に「じゃ、早めにボクが一人で採寸しにいってくるよ。君のテナントに許可取ってね。」と言ったのだが忘れている様子。これからはこのオッサン(これからはJ氏をオッサンJと呼ぶ!)

そうだった。このオッサンJは安請け合いして忘れる奴であった。

目を覚まそう、、、。このオッサン抜きで、いま自分で出来ることをやろう。このオッサンにはデザインを必要としない一日でできる修繕しか任せないほうがいい。緊急の修繕のときは使える人ではあるので、ここでぶちぎれて断絶したくはない。利用できるところは利用せねば。

IKEAキッチンでプランニング

いまから別のコントラクター探してられない。相性が合うか分からないし、今のオッサンより悪いかもしれない。そうなるとIKEAのキッチンだ。、、と思ったのでした。デザイナーやコントラクターに頼らず自分でデザインを把握できる。

かといって、けっして妥協でIKEAと言ってるわけでなくて。ハイエンドなブランドのキャビネットとかカタログも見てみたけどIKEAが劣ってると思えない。私の友人がキッチンのリノベしたときもコントラクターにIKEAを勧められて決めてたし。

建築士さんのイケア採用の体験ブログ、じっくり読ませていただきました。

同じ建築家さんのコチラの記事も大変参考になりました。

こんなキャビネットの色、すごく好みだし!

さっそくIKEAのサイトに3Dプランナーがあるので試すものの、短期な私にはダメ。使い方が良く分からぬ(泣)。気を取り直して59丁目にあるIKEA PLANNING STUDIOのアポ取りました。プランニング相談は無料。

アメリカはコロナでインテリア建材が欠品渦!

59丁目のブルーミングデールズの裏手のIKEAプランニングスタジオ。郊外の巨大店舗を知ってるだけに超絶狭さにびっくり。雑貨抜きでキッチンだけ見たいので歩きまわって消耗しなくて済むからよかった。6時のアポも予定通り。始めるときに、正確な寸法を測って持ってきてないから嫌な顔された。

そこを食い下がって「私んちのキッチンはL型で窓もないシンプルな間取り。せめて今日は値段がいくらくらいになるか分かるだけでも助かるから」となんとか写真を見ながらで進めてもらった。不完全ながらも算出された見積りによると、一番高いラインの扉を選んだにも関わらずキャビネットだけなら3000ドルちょっと超える程度。素人考えで何の根拠もなく5000ドルくらい~?と思ってたので拍子抜け。とすると、加えてカウンター天板、シンク、食洗器、蛇口、照明含まず。解体、施工の工賃もかかるけど10,000~12000ドルくらいかも? (テキトー、、)

1時間半くらいのセッション。いやぁ、楽しかった。皮肉にも、計測を先にしてこなくて正解でした。予想してなかった箇所の測定も必要と分かったから。それは壁からシンク中央の配管の距離と、今回動かせないガスレンジの壁からの距離。コレ重要なんでした。

コロナで部品が世界的に欠品中って!!

最後にKEA担当者に質問したのは工期。「あと10日でテナントが出て、6月1日から空室。できれば7月1日から新テナントが入居してくる予定。つまり、工事にかけられる日数は一か月だけ。、、、、出来ると思う?」

だいたいマトモな店員なら安請け合いして楽観的な予測は名言しないもの。この方も渋い顔、、、。「いまはコロナのロックダウンで在庫がない部品もある。一年待った客もいる。今の時点で在庫を確認するアクセス権はなくて、最終的に注文するときまで調べられない。あなたはクォーツ天板を入れたいでしょ?いまなら2か月でもタイトだよ。」

え、、、、、そうなの?

いい機会だからキッチンキャビネットの工事のプロセスも聞いた。そういえばウチの賃貸安アパートのキッチン工事すら1か月以上かかった。なんでか理解できなくて、、。

  1. IKEAでキャビネットのオーダー完了
  2. IKEAキャビネットの組み立てに詳しいコントラクター探して見積もり出してもらい以来する。工賃は、うろ覚えだけどキャビネット一個につき100~150ドルとか言ってた。
  3. 既存のキャビネットを解体して撤去
  4. キャビネット本体の部品セットがデリバリーされ、組み立て。(パーツが揃わない場合、発送に遅れあり)
  5. カウンタートップのクオーツの業者が来て新たに天板の採寸する。IKEAのクオーツ使うならIKEA提携のクォーツ専業コントラクターとアポ取る。(IKEAは関知しない。)それとも自分のコントラクターに任せる。とにかく天板の製作にはキャビネットが出来上がった後に、必ず天板の業者自ら採寸する。ステップ1でIKEAで作成した図面の寸法を使わないのです。
  6. クォーツ天板の製作に早くて2週間。品切れや特別注文なら6週間もあり得る。この間は工事中断。待つだけ。
  7. 天板が出来上がってコントラクターが取り付け。

3と、5,6,7はオッサンJに任せるかな、、。聞き忘れてしまったけど、この過程の間にスプラッシュタイル貼り作業が入るはず。私は今回は貼る予定なしだから気を揉むことないかな。

つまり初動が遅すぎた、、、急ぎならキャビネットのフレームだけでも確保すべき!

退去が決まったテナントの4月の時点で、チマチマとシンクとか蛇口、色などのインテリアをリサーチしてる場合じゃなかったのでした。特に、カウンター天板に何を選ぶなんてこと、最後の最後で良かったんでした、、、。つまり、私の4月の行動は完全に間違ってた。

キッチンやると決めた時点(つまり4月第一週)で、このイケアのキッチン・プラニングのアポを速攻でとるべきでした。白紙の状態でいいから。いろいろ知識がつく絶好の機会だった。そしてキャビネットシステムを決めてフレームだけでもまとめて注文しまうことでした。

具体的にキャビネットの特定の品番まで目が行き届く余裕が出来た今、驚愕してます。試しに第一希望の素敵なウォルナット木目の綺麗なドア、、、、在庫が無いっ!受注製作でもしてるのか、届くのに4か月!。イケア以外の高級家具ショップなんか覗いてみるとバックオーダー中の表示してるのザラ。

了見あまかったぁ、、、、、。なんとなくオッサンJが長年の経験でツテを持ってて2~3週間くらいでチャチャっとやってくれるんだろうな、と思ってた。懲りてないなぁ、、、私。

キッチンに関してはそんな簡単に済まないのだ。タイル、キャビネットの機能、シンク、ドア金具、、決めることが多い。これをオッサンJに丸投げして任すつもりだったのか?私って、、、。たぶん超激安モデルを適当に見繕って運んでくる気満々だったに違いない。安アパートにありがちな白の既製品セットで、、。それかもともと一か月で仕上げる気などないのかもしれない。

背筋が寒くなる、、、。

いや、これはオッサンJを責められない。わたしが迂闊すぎた。これからフル回転して挽回せねば!